A’alda Pte. Ltd. CFOの大沼篤氏を講師としてお招きしました。
A’alda (アルダ)は、「ペットと共に幸せに暮らせる世界に。家族の一員から社会の一員へ」というビジョンのもと、世界の社会課題を解決し、「世界で最も影響力のあるAnimal Health Tech企業」を目指すスタートアップ企業です。
講演では、約3年前に起業した背景から、コロナ禍においてシンガポール・インド・日本・タイの4か国へと進出し、資本金15億円、従業員が100名を超えるまでに至った経緯、2021年にインドで歴史上外資初の動物病院をオープンした時の現地の状況をお話頂きました。
代表である奥田昌道氏は、学生時代、自身が愛犬に救われた経験から、動物が人に与える影響の大きさに感銘を受けた一方で、ペット業界には課題も多く、幸せになれない動物も多いと感じ、ペット業界に挑戦するベンチャー企業である株式会社PECOに参画されました。動画メディア事業やペット向け商材開発などに携わったのち、同社、海外子会社の代表を歴任し、自身も10頭の動物と暮らす当事者として、ペット市場における世界的な課題と向き合い、人と動物が幸せに暮らせる社会の実現を目指し、2019年4月にシンガポールで A’ALDA Pte. Ltd,.を創業されました。
ビジネス上のリスクマネジメントを行いながら、DX(デジタルトランスフォーメーション)をビジネスに取り入れ、ITを駆使した自社開発の革新的な電子カルテを開発されました。インドでは来年30病院、2023年度には100病院の展開を目指し、今後5年間においてグローバルで1000病院の展開と、アジア最大の動物病院プラットフォームの構築に向けたビジネス戦略や将来展望等について、参加者皆がワクワクするようなお話でした。0から大きな目標に向かってチャレンジすることのダイナミズム、今後のビジネスのあり方などについて共に考える機会を持ちました。
生き生きとした大沼さんの表情は、私たち会員みんなの夢を現実にするかのようで、はつらつとした声は、私たち会員に勇気を与えるようでした。